
図のように脊椎は、7個の頸椎、12個の胸椎、5個の腰椎、仙骨、尾骨がなだらかなS字を描いて構成されています。
これらの骨の配列のことをアライメントと呼びますが、何らかの原因でこのアライメントのバランスが崩れた状態を、体が歪んだ状態と言います。
整形外科で病名がつくような症状は別として、ほとんどの歪みの原因は、不良姿勢や偏った体の使い方により筋肉のバランスが崩れることにあると考えられています。
正しい姿勢というのは、頚椎や肩関節、腰椎や股関節を支えている筋肉が、バランスよく、正常に働いている状態のことを言います。
しかし、筋肉は25歳をピークにどんどん衰えていくと言われています。
ですから、エスカレーターやエレベーターを使ったり、自動車やパソコンの前で一日中座りっぱなしの仕事を続けていると、筋肉はどんどん軟弱になっていく一方です。
その軟弱になった筋肉で無理やりアライメントを支持しようとすると、筋肉にかかる負担は非常に大きくなり疲労をおこしてしまいます。
そして、疲労物質が溜まって筋肉は硬くなり、筋肉の中を走る血管やリンパの流れが滞ってしまいます。
さらに、老廃物が溜まり、新鮮な酸素や栄養が運ばれなくなるのです。
垂直に延びた棒が脊椎(体の軸)で、それを支えているのが筋肉です。
筋肉が硬くなった状態のことを、コリと呼んでいます。
このコリを放置しておくと、脊椎(体の軸)が崩れ、体は徐々に歪んでいきます。
使わないことで、一方の筋肉が衰えて、体の軸を支えられなくなり、反対側に倒れてしまいます。
「自分は運動して鍛えているから大丈夫!」という人も油断は禁物です。
どちらか一方の筋肉だけを使い続けることで必要以上に筋肥大が起こり、拮抗する筋肉とのバランスが崩れ、体軸が歪んでしまうということがあるからです。
自分では楽だと思ってとっている姿勢(脚を組んだり、肘で体を支えたり、片方の肩で荷物を持つという日頃の無意識のクセ)が、実はバランスを崩して不安定な状態になっていることが多く、アンバランスの原因にもなっています。
そして、こうしたバランスの乱れが、骨盤の歪みにつながる可能性も高いのです。
左の図のように、腹筋が弱くなり股関節の前にある腸腰筋という筋肉が硬くなると、腹部が前に押し出され、骨盤が前傾し、いわゆる反り腰になってしまいます。
腰椎のカーブがきつくなるので、腰への負担が大きくなって腰痛を引き起こします。
右の図のように、腿の裏の筋肉が硬くなると骨盤が後ろに引っ張られて後傾し、胸椎が後ろに曲がって、猫背の姿勢になります。
その結果、肩が前に入るので肩こりを引き起こします。
つまり、運動不足や、生活習慣や、無意識のカラダのクセ、これらが原因で起こる筋肉のアンバランスが、歪みと凝りをますます悪化させているのです。
ですから、それを改善するためには、まず体の軸を安定させることが不可欠なのです。
当院では、痛みがなく、優しい刺激で体を調整する治療を行っています。 体のバランスを整えて、健康な体を取り戻しましょう。